深入りはダメ

昔の恋愛の失敗からなのか、私は「恋に深入りしない」と常に考えていました。
出会い系を中心にした生活をしていた私は彼が「世界そのもの」だったんです。
ですから、彼のいいなりだろうと何だろうとそれに従いました。
結果、面白みの無いただの「都合のいい女」になってしまっていると気が付いた時、もう既に2無料SNSサイトを利用する人の恋愛は破綻していました。
気が付かないうちに彼は「便利使い」としてしか私は存在していなかったんです。
「もう便利使いはごめんだ」「都合よく扱われたくない」そんな思いを強く抱いてからは、誰かを好きになっても「一定の距離」を置くようにしていました。
時には「冷めている」だとか「どうして信用してくれないの?」などと言われてしまう事もありましたが、深入りして傷つくなら、一定の距離が原因で喧嘩をするほうがまだマシだ。
・・・そう考えていたんです。
しかし理性がきく恋愛は私にとって「本物」ではなかったようにも思えます。
ある1人の男性と知り合った瞬間「あ。
素敵」と思いました。
人として関わりあっていく中で、彼のことをどんどん好きになる自分を感じていました。
「深入りはダメ」そう言い聞かせても、彼に夢中になっていく自分を実感していました。
彼と付き合うようになってからも、私は彼に夢中でした。
夢中になる=都合のいい女だと思っていた私ですが、彼との恋愛にはそのような構図が成り立つ事はありませんでした。




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